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田窪恭治講演会 こんぴらさんにて
2006年 03月 18日
今日、あいにくの雨でしたが、田窪恭治氏の講演会がありました。
田窪氏は、金刀比羅宮の文化顧問である。 金刀比羅宮の再生プロジェクトを進行されており、今現在は新書院にて椿の襖絵を描かれています。 美術家。1949年愛媛県今治市生まれ。 ずっと琴平の人だと思ってた。。^^; ノルマンディー地方に渡り、廃墟と化していた16世紀の小さな教会をよみがえらせた。 ここの林檎の絵は筆で壁画を描くのとは違って、壁面に薄い鉛の板を張り、その上に約十層の顔料の層を作り、それを削ることによって色を出す方法を採っています。 スライド写真をたくさんみせていただきました。。これはその協会の屋根の部分。 透明のガラス瓦でできていて、ところどころにオレンジや青など、キレイな色がついています。 透けて見える柔らかい光がなんともいえないですね。 田窪氏は、ものすごくフランクな雰囲気で、理屈やらかたっくるしいことは抜きにして、感覚でものごとを捉え、ここちよいものを目指している種類の人のように思えた。 この場所には、これが合う、みたいな、独特のノリで鋭い感性を出しているようだ。 豪快!! ぐいぐいとオイスパステルを滑らせたヤブツバキは、まだ描きこまれてはいないけども強さと気品が感じられる。 描くときは、全体が見えるように竿の先にパステルをつけて、腕をのばして描いているそうです。 仕上げの段階では近くで描いているそうですが。 メバル竿が軽くてよい、とのことです(笑) 表書院の「蹴鞠の庭」。蹴鞠(けまり)のための庭、鞠壷(まりつぼ)である。 庭には定法に従って、七間半四方に懸り木(かかりぎ)(式木)が配植。 四季を代表する植物が植えられています。東北隅に桜、東南に柳、西南に楓、西北に松があり、金刀比羅宮では、これらの式木に双幹が選ばれているのが注目される。 蹴鞠は六世紀に中国から伝えられ、平安期には宮廷の年中行事として行われるまでになる。しかし、現在では京都御所とここ金刀比羅宮で行われるだけ。金刀比羅宮では五月五日(奉納けまり)、七月七日(七夕けまり)、十二月の終わりの申の日(納めのけまり)の三回、この鞠壷でけまり祭が厳修されている。
by abi-catt
| 2006-03-18 21:24
| 講演会・美術鑑賞
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